温泉の入浴方法

せっかくの温泉旅行。「身も心もリラックスするためにきたのに、なんだか疲れちゃった……。」そんな経験をされたことは、ありませんか?

温泉は、入り方を間違えてしまうと、かえって体に負担をかけてしまいます。 そこで、「温泉の正しい入り方」をご紹介します。

・入浴前
「温泉についたら、すぐに入浴する」という方がいらっしゃいますが、残念ながらそれは間違いです。温泉についたら、まずはゆっくりと休憩をしましょう。スポーツはもちろん、車で長時間かかって到着したというのであれば、最低でも1時間は休息することをお勧めします。

・温泉は「かけ湯」からスタート
いざ温泉に入るときには、必ず「かけ湯」をおこないましょう。かけ湯は、体の汚れを落とすという衛生的なマナーというだけではなく、体を温泉にならす大切な役割もあるのです。 足先からお腹→指先から腕→肩→胸といったように、心臓から遠いところからお湯をかけて体をお湯にならしていきましょう。体がお湯になれてから、頭にお湯をかぶります。

・いざ、入浴
入浴というと、「ザブンッ! と一気に入る」いうイメージをもってしまいがちですが、水圧で心臓に負担がかかってしまうので、危険です。かならず半身浴をして、体をお湯にならしてから、ゆっくりと肩までつかるようにしましょう。全身がお湯の中に入ったら、あとは手足をのばして、リラックスしてください。

・休息
温泉で無理は絶対にしてはいけません。お湯につかっていて、「ちょっと息苦しくなってきたなぁ」と感じたら、必ずお湯から出て休息をするようにしましょう。長湯は、厳禁です。 皮膚の角質(垢:あか)や毛穴の汚れをとる「乳化作用」が温泉にはあるため、入浴前ではなく、この休息時に体を洗うことをお勧めします。

・あがったら……
お湯からでたら、シャワーをあびる方がいらっしゃいますが、それは間違いです。せっかく温泉にきて、お肌が温泉の成分を吸収したのに、温泉成分をシャワーで洗い流してしまうなんて、もったい。お湯からでたら、直接タオルでおさえて、あがるようにしましょう。(温泉の成分によっては、洗い流した方がよい場合もあるため、事前に確認してください)

・入浴後
たっぷりと水分補給をしましょう。温泉に入った後は、思った以上にエネルギーを消耗しています。入浴後、最低30分は休息をとってください。

入浴におけるマナー

大好きな温泉旅行。自分はもちろん、温泉に来ている皆が、快適に楽しく過ごすために、温泉を利用するときの基本マナーをご紹介します。
あなたは、入浴のマナーを守ることができていますか?

・入浴する前には、かならず「かけ湯」をしましょう
(これは、衛生面でとても重要なことです。そして、入浴時における自分の体への負担をへらすことにもなります)
・浴槽の中には、タオルを入れない
・私物を洗い場に置くなどして、場所とりをしない
・喫煙は、定められた場所意外ではおこなわない
・髪が長い人は、浴槽の中に髪の毛が入ってしまわないように、結ぶなど対処をしましょう
・浴室の中で飲食をしない
・浴槽の中で、泳ぐ・もぐるなどしない
・小学生以上のお子さんは、できるだけ男女の混浴をさける
・乳児や幼児がいる方は、必ず保護者が同伴する
・生理中の方、もしくは下痢症状がある方は入浴をさける

なぜ温泉に入ると、疲れがとれるの?

お風呂に入ると、不思議と一日の疲れがとれます。まして、温泉だと、なんだか心も体もリラックスして、今までためこんでしまっていた疲れが、全部どこかへいってしまうかのよう。それは、一体どうしてなのでしょうか?
人は、入浴すると、体が温まります。そして、体が温まると、脈・呼吸が速くなり、結果として「血液の循環」がよくなるのです。血液の循環がよくなると、大量の酸素を血液の中にとりいれることができるようになり、新陳代謝も活発になるため、体内に蓄積されていた疲労物質がスムーズに排泄されて、疲労が回復するのです。 実は入浴の効果は、疲労がとれるだけでなく、精神のリラックス効果もあるのです。裸(はだか)になることで「解放感」を感じた心は、お湯のぬくもり、水圧における心地よさ、浮力で体が軽くなることで快楽を感じます。この感覚は、ちょうど「お母さんの胎内」。つまり、入浴をとおして「人間が本能的に心地よいと感じる心」をえることができるのです。

温泉に入って疲労回復、そしてリラックス! するのであれば、最適の条件で身も心も癒されたいですよね。では、いったい何度くらいのお湯にはいるのが理想的なのでしょうか?
もちろん人によって心地よいと感じる温度、そして好みがあります。しかし一般的には、人の体温に近いぬるめのお湯(38~42度)にゆっくり入ることが、疲労回復には適しているといわれています。ぬるめのお湯は、体の緊張をほぐし、心身ともにリラックス状態へとみちびいてくれます。「疲れたなぁ~」と感じたときには、ぬるめのお湯に入ることをオススメします。

【クイックリンク】