入浴時の注意!

せっかくの温泉。入浴中に体調が悪化してしまうことのないよう、温泉入浴にひそむ危険をご紹介します。温泉では決して無理をせず、気持ちよい入浴をしましょう。
危険!スポーツ直後の温泉
スポーツでは、たくさん汗をかきます。だからこそ、はやく温泉に入ってサッパリしたいですよね。でも、ちょっとまってください!
実は、スポーツをした直後に入浴すると、大変危険なのです。

運動をするということは、もちろん筋肉を動かしたということです。筋肉が動くということは、筋肉へいく血液が増加するということでもあります。つまり、筋肉に酸素・栄養素を供給しているのです。さらに、乳酸といった老廃物を取り、疲労を回復する作業も同時におこなわれています。こういった運動が体に与える影響は、運動後もしばらくは続いています。 もし、この状況のままで温泉に入ってしまうと……、筋肉へ集中して流れていた血液が、入浴することによって、全身と流れてしまうようになります。筋肉は当然、十分な酸素・栄養素を得ることができなくなりますから、老廃物もたまったままの状態になってしまうのです。つまり、温泉でスッキリしたいはずが、余計に疲れてしまうことに……。せっかくの温泉。疲れてしまっては、台なしです。
さらに、心臓への影響もよくありません。スポーツで心拍数が上がった状態で温泉に入浴すると、さらに心拍数が上昇するため、もちろん心臓へ大きな負担がかかります。
スポーツの後に温泉に入浴する場合には、最低でも1時間は休息をとってから入浴するように心がけましょう。
危険!食事直後の温泉
食事をすると、消化・吸収をおこなうため、人間の体は消化器官へ多くの血液を流します。そんな状態の中で、温泉に入浴してしまうと、突然血行がよくなり、本来ならば胃・腸に流れるはずだった血液が、全身に流れてしまうことに……。すると結果的に、消化・吸収機能が下がり、お湯の圧力で胃が押しあげられてしまうため、消化物が胃から腸へ移動しづらくなってしまうのです。
食事のことを考えると、食後よりも食前に入浴することをお勧めします。食前に入浴すると、胃・腸が適度な刺激をうけ、活発に活動をおこなうようになるため、食欲がアップします。「疲れているなぁ~」と感じている方には、理想的な入浴方法だといえるでしょう。
ただ、食事のあとに入浴される場合は、最低でも30分~1時間程度ゆっくり休んでから、入浴するようにしましょう。
危険!飲酒後の温泉
露天風呂でゆっくりとお湯につかりながら、お酒を一杯。イメージすると、最高ですよね。でも、この行為はとても危険なので、おこなわないように心がけてください。
人はお酒に酔うと、体温調節がむずかしくなってしまいます。すると、環境の変化に対応できなくなってしまい、気分が悪くなります。そして、結果的に吐いてしまうというような事態が起きてしまうのです。お酒も入浴も、どちらも血管を拡張させる働きがあります。血管が拡張されると、もちろん大量の血液が全身に送られるため、脳の血流が極度に減少。脳貧血が起こりやすくなります。浴室で転倒して頭をぶつけてしまう可能性もありますし、浴槽でおぼれてしまう可能性もあります。とても危険なので、十分に気をつけましょう。
さらに、飲酒した状態で温泉に入ると、不整脈が起こりやすくなります。不整脈が起きると、心臓発作を引き起こしてしまうこともあるそうです。飲酒された場合は、なるたけ入浴は避けた方がよいでしょう。

入浴後の飲酒も、注意が必要です。
入浴で体が温まり、とても血行がよくなっている状態での飲酒は、急に酔いがまわってしまう原因になることがあります。

飲酒された後の入浴、もしくは入浴後の飲酒は、どちらも危険なので、できだけ避けるようにしてください。
ご家庭の入浴で気をつけたいこと
温泉と、一般のご家庭のお風呂との違いのひとつに、「含有物があるのか・ないのか」があげられます。温泉と違って、含有物が含まれていないご家庭のお風呂では、体に対して熱の伝わり方が大変強くなります。さらに、含有物が含まれていないため、逆に体からミネラルなどが奪われてしまい、疲れる、あるいは血圧があがるといった症状を引き起こすことがあります。従って、お年寄りの方は、ご家庭での一番風呂は、できるだけ避けるようにしましょう。入浴剤などを利用して、お湯をやわらかくすることをお勧めします。

さらにご家庭のお風呂で気をつけていただきたいことは、浴室が温まっていない状態での入浴です。特に浴室と湯船の温度差が激しくなる冬場には、注意が必要です。浴室が冷えているのに、急に熱いお湯に入ると、体が大きなショックをうけてしまいます。最悪倒れてしまうという方もいらっしゃる程です。したがって、お風呂に入るときは、浴室・脱衣場を温めて、お湯との温度差が少なくなるように、できるだけ工夫するようにしてください。

【クイックリンク】